2023/04/23 20:16
サージカルステンレス316Lのお手入れは、拭くだけでほぼ足ります
Holomuaのジュエリーに使っているサージカルステンレス316Lは、お手入れがとても楽な素材です。銀のように黒くなりませんし、メッキのようにはがれる心配もありません。
とはいえ、何もしなくていいわけでもなくて。やることは3つだけあります。
■ 覚えておくのはこの3つ
1. 外したら、乾いた布でひと拭き
2. 月に1回、ぬるま湯で洗う
3. しっかり乾かしてからしまう
これだけです。特別な道具も、専用のクリーナーも要りません。
■ 洗い方(3分で終わります)
1. ぬるま湯に中性洗剤を1滴。食器用のものでかまいません
2. そのまま5分ほどつけておく
3. やわらかい歯ブラシで、チェーンのすき間や彫りの溝をやさしくなでる
4. 流水でしっかりすすぐ。洗剤が残らないように
5. やわらかい布で、水気を残さず拭き取る
ポイントは最後の5番です。水滴を残したままにすると、そこだけ白い跡が残ることがあります。乾かすところまでがお手入れ、と思ってください。
■ 避けたいこと
塩素
プールや、漂白剤・キッチン用洗剤のそば。塩素は小さな腐食の原因になることがあります。掃除のときは外してください。
研磨剤の入った磨き剤、重曹、歯磨き粉
銀用のクロスも同じです。表面に細かい傷が入って、かえって輝きが鈍ります。
海水や温泉につけたあと、そのまま
成分が表面に残ります。上がったら真水でさっと流して、拭くだけで十分です。
香水・日焼け止め・ヘアスプレーを直接かける
身につける順番を最後にすると、それだけで防げます。「化粧が終わってからジュエリー」と覚えると楽です。
濡れたまま袋に入れる
いちばんやりがちなところ。しまう前に乾かしてください。
■ くもってきたと感じたら
くもりの正体は、ほとんどが皮脂と化粧品の膜です。素材が変質したわけではないので、上の洗い方でだいたい元に戻ります。
それでも気になるときは、遠慮なく相談してください。状態を見てお答えします。
■ しまい方
1点ずつ分けて。チェーンは留め具を閉じてから置くと、絡まりません。
専用のケースがなくても、乾燥剤と一緒にジッパー袋へ入れておけば十分です。
■ そもそも316Lって?
鉄にクロム、ニッケル、モリブデンを混ぜたステンレスです。「L」は Low Carbon(低炭素)の頭文字で、炭素を抑えることで加工したあとも錆びにくくなります。
表面には不動態皮膜という薄い膜が自然にでき、これが汗や水分から金属を守ってくれます。手術器具にも使われる素材なので、サージカルステンレスと呼ばれています。
だからこそ、お手入れが「拭く」で足りるわけです。
■ 金属アレルギーについて、正直なところ
「サージカルステンレスならアレルギーが出ない」と書かれることがありますが、316Lには微量のニッケルが含まれます。ニッケルアレルギーがある場合は、まず短時間から試してください。
心配なときは、購入前に相談してもらえたらうれしいです。分かる範囲で正直にお答えします。
拭く。たまに洗う。乾かしてしまう。
それだけで、何年も同じ顔のまま付き合っていける素材です。
